1・お二人のお名前は?
蓮 「あー……うん。『水月 蓮(ミナツキ レン)』です」
蓉 「一族の名は初代の真名だから明かせねェンだ。同じく『水月』蓉(ヨウ)」
2・ご両親はどなたですか?
蓉 「そういや、オレら双子じゃなくても佑兄さんとは父上も同じなんだよな。父上は鹿島中竜さま、母上は『水月司(ミナツキ ツカサ)』」
蓮 「家訓があるからなぁ。ま、矢鱈におれ達の異母兄弟が増えることになるんだろうけど、そこはまぁ……気にしていても仕方がないところなんだろう。初代曰く『血は母から伝えられるもの故、母が同じ子らを兄弟姉妹として扱う。これらの者の婚姻を禁ず』らしいから」
3・外見や職業を始めとした、お互いのことを紹介してください。
蓮 「蓉は槍使いで、髪は初代と同じ水浅葱。瞳は瑠璃色。肌は初代と同じ桜色。夜更かしとか脂っこいものとか、体に悪そうなものが好きだよなー。けど、おれが怪我すると真っ先に回復を進言してくるから、こう見えて意外に心配性というか、『気は優しい』のかも知んねーな。言うと怒るけど」
蓉 「馬っ鹿、オレは優しくなんかねーっての。けどまぁ、蓮って当主だし? 隊長がやられたら其処で負けなんだから周りが残り体力に気を配るのは当たり前だろ。初代じゃねーけど、せっかく後列狙い撃てる獲物持ってンだ、回復や防御より攻撃してもらった方が良いじゃねーかよ。あー……ンで、蓮の髪色は芥子色で瞳は初代と同じ金色。だけど初代とちょっと雰囲気が違うよな。どっちかって言うと父上の瞳に近いか」
蓮 「職業は、家に来た時『槍の指南』と『弓の指南』が並べて置いてあって、良くわかんないまま、おれが弓の指南書を手に取ったから、蓉が槍を持つことになったんだよな……今思うと、おれが槍にしとけば良かったかもなぁ」
蓉 「何言ってんだ、蓮を前列に立たすのなんて危なっかしいだろ」
蓮 (……危なっかしいのはどっちだか)
4・仲はいいですか?
蓉 「家族なんだし。まぁ普通かな」
蓮 「ああ、うん。佑兄さんも蓉も、由羽ちゃんも……皆大事な家族だよ」
5・「ああ、こいつと双子なんだ」と思うことは?
蓮 「意図したわけじゃなくて進言が被ったとき」
蓉 「初代によく苦笑いされてたよなぁ」
6・「こいつとは双子じゃねぇ」と思うことは?
蓮 「うーん。と、いうよりおれは、『双子』と『他の兄弟』に大きな差があるような気がしないんだよな……」
蓉 「オレは今、『こいつとは双子じゃねぇ』と思ったな」
7・ぶっちゃけどちらの方がご両親に似てる?どんなところが?
蓮 「蓉の方じゃないか? 髪色とか、自分が前列に出るのは良くておれが前列出るのは駄目だって言う所とか」
蓉 「オレは蓮の方が似てると思うぜ。一歩下がって全体見ながら、討伐隊全員のケガとか気をつけてる所とか、あと瞳の色」
注:蓮は母親を思い浮べながら、蓉は父親を思い浮べながら答えています。
8・相手のここがスゲェ!と思うことは?
蓉 「蓮はあんま、カッとなってあーだこーだ言うことはしねェ。あとまー何だ、黄川人の話を真面目に聴いてやっても良いと思えるあたりがスゲェ! とオレは思うけどな」
蓮 「……家の女子は黄川人に冷たいなーとは思ってたんだけど、お前も大概だな。蓉は、……そうだな、おれが思いつかないような、敵の弱点をつく戦術が上手い。攻撃術のタイミングとか、残り体力や命中の度合いなんかの計り方が『すげー』だな」
9・相手のここは苦手なんだよな…と思うところは?
蓮 「褒めたのに何でかキレられたとき。正直ちょっと落ち込む」
蓉 「あー……悪かったよ! っつか、人前で自慢の弟とかさ、こっぱずかしーんだよ」
10・あいつのここだけは許せない!と思うことは?
蓮 「うーん? 目の前にいない状態でまで、そこまで腹立つ相手に会ったことはねえなぁ」
蓉 「オレは腹立ったらその場で言うからな。蓮は腹立てること自体が少ない」
11・双子とは言えどもここだけは譲れないという境界線はどこですか?
蓮 「いや、だから。おれにとっては、双子だろうが兄さんだろうが妹だろうが、譲れない境界って多分同じなんだよな。だから、『双子』って状態に限定するなら『特に無い』かな」
蓉 「……はー。其処がオレと蓮との違いなんだろうな」
12・食べ物の好みや考え方の趣向の違いはありますか?
蓉 「蓮はシジミが好きだが、オレはどっちかって言えばアサリ派だ」
蓮 「味噌汁と言えばシジミだろ」
蓉 「いや、アサリだろ」
13・共通の趣味や特技などはありますか?
蓮 「あー……どうかな?」
蓉 「言われてみれば、ねェな。まぁ、初代の言う『な、なんと愛らしい!』が理解できねェ! って所ぐらいじゃねェか」
蓮 「初代が好きそうなものを把握出来てた、佑兄さんって凄いよなぁ」
14・討伐に行くときはいつも一緒ですか?
蓮 「交神と訓練でズレるまでは、大体いつも一緒だったな。間合いが違うからその方が良いんだ」
蓉 「……そういや今ふと思ったけど、オレは小さいとき、指南書はどっちでも良かったから余ってた方を取ったんだがな。結果的に同じの取らなくて良かったのかもな」
15・どちらかが隊長になるとしたら、どちらがなりますか?
蓉 「蓮。当主だからな」
蓮 「当主になったのは、蓉が『オレは多彩な戦術で蓮をサポートするから』って言ったからだろ……」
16・初陣前の二ヶ月間一緒に訓練した時のエピソードを教えてください。
蓮 「そういや、イツ花の記録だと2ヶ月目に初代が特訓したの蓉だけってことになってるけど、ホントは文机二人並べて差し向かいに居たから、二人同時にみて貰ってたんだよな」
蓉 「一ヶ月目、佑兄さんに訓練してもらって、初代が蓮の訓練して。討伐に行かずにちゃぶ台囲んで過ごすってのは珍しいのかも知んねーな」
プレイヤー注:実際に後にも先にも『休養』コマンド使ったのはこの時だけでした。
17・討伐中、相手が大怪我!あなたの反応は?
蓮 「蓉にお雫」
蓉 「蓮にお雫。無理なら常盤の秘薬。薬も無いなら引波。それも無ければ『かばう』」
18・交神するとしたらどちらから?(またはどちらが?)生まれた子供はどちらが面倒を見ますか?
蓮 「それ、ついこの前話したような気がするんだがな」
蓉 「こういうことは当主が先だろ。蓮が先に行けよ?」
蓮 「わかったよ。子供は、家訓により基本的に面倒を見るのは親だな」
19・喧嘩することはありますか?それはどんなとき?
蓮 「そういえば、無いなぁ」
蓉 「まー、オレと違って蓮はカッとなること自体ほとんど無ェし、大抵折れてくれるからな」
蓮 「口は悪いけど、蓉は根本的に相手が困るような事柄はゴリ押ししないからなぁ」
20・相手に裏切られた!と感じるときはありますか?
蓮 「無いなぁ。そもそも『裏切られた!』って感じるのは、自分の方が勝手な理想を相手に押し付けてるから起こる誤解で、それってただの子供の我侭だろ」
蓉 「すげェ大人な発言だとは思うが……素直に喜べねェのはどうしてだろうな」
21・二人で力を合わせたら――どんなことができますか?またはできそうですか?
蓉 「『大江山だって越えられる!』とか、そういう発言を期待されてンのかな、此れは」
蓮 「うーん。だけどまぁ、二人だろうが三人だろうが、出来ないものは出来ないし、出来るものは出来る。おれも蓉も、戦って戦って力をつけて、次代に願いと力を受け継ぐこと、位じゃねえかな」
蓉 「その合間に『家族揃って幻灯を撮る(ただし枠は可能な限り愛らしいもので)』と、『家族揃って好物を入れた食事を摂る』を入れないと、初代に叱られるぞ」
22・二人だけの秘密はありますか?
蓉 「ここで言っちまったら『二人だけの秘密』もクソもあったモンじゃねェだろ」
23・ここだけの話、双子だからこその悩みってありますか?
蓮 「ああ、そういや無いなぁ」
蓉 「いやいや布団が狭いとか、着物をしょっちゅう間違えるとか色々あるだろ」
蓮 「あれ? それって双子に限った悩みなのか?」
蓉 「あー! 何でもねェ! 次だ次!」
24・仮に双子でなかったとしたらどんな関係になっていたと思いますか?
蓮 「佑兄さんとおれ達みたいな関係? って、今とあんまり変わってない気がするのはおれだけかな……」
蓉 (オレにとって蓮と佑兄さんは同じ兄でも、蓮の方が「弟」みたいなんだがな)
25・双子に生まれて幸せですか?
蓮 「双子じゃなかったら、あの訓練1ヶ月目の時間は無かったと初代から聞かされたから……良かったんじゃないかな、双子で」
蓉 「オレにとっても、やっぱ兄さんと蓮と、初代と4人でちゃぶ台囲んだのはいい思い出だからな」
質問配布元→魂結び