イラスト作成手順・アナログ編 手順4 彩色6 背景・仕上げ

人物がひと段落したので、背景に行きます。


実は、嵐のコートのベース・炎の白部分の影を塗るとき、背景の柱にも同じ色で淡く影を置いていたので、木造用に作った「何となく木っぽい」お色を賽銭箱や柱にぺたぺた塗っていきます。


柱に適当に木目らしきモノを描いて、賽銭箱の濃い部分塗って背景建造物完成。

さて。このあと、雨の日っぽい雰囲気を出す為に、雨の日の空気を何とかしていくわけですが。

広い面積をムラなく塗るにはエアブラシ。
……と、言われていますが、私実はエアブラシ使いこなせてません(笑)
それはさておき、人物部分にまで絵具がかかると大変なので、マスキングします。
面積が広いのと、せっかく塗った絵具が剥げ落ちたら泣きそうなので、ここはマスキングインクではなくマスキングシートを使います。
マスキング終了。

↑わかりにくいかもなので、拡大。

エアブラシ1段階目。


青っ! ってかムラになりまくりじゃん普通に(苦笑)。
このままの明るい青だと、人物が完全に埋もれてしまうので何とかメリハリをつけねば……!

……と思って、青黒系(アクリルのフロシタニアンブルーに、ドクターマーチンのブラック)混ぜて吹き付けました。


やばい、めっちゃおどろおどろしい(汗)
何か出てきそうです(涙)
黒の上から白足してみたけどダメ。
濃すぎ。っていうか、怖すぎ!
というわけで、色が気に入らないのでふき取ります。
だ、大丈夫。乾いてなければなんとかなるさ!!
(私結構コレやります。ふき取ってもダメなら、シンクホワイトとジェッソで上から塗りつぶしたり削ったりするときもあります)

ふき取って、エアブラシあきらめて最終的に筆で適当に色置いて滲ませたりぼかしたりしてこんなカンジに落ち着きました。


炎の髪の毛のとき以上に、乾くまでの時間との戦い(笑)だったので、試行錯誤の最中を写真に撮れてないです……(泣)

き、気を取り直して最後の仕上げを。
ホワイトです。


瞳や髪にハイライトを入れ、雨っぽさを出す為にスパッタリングであちこちに飛ばします。
(※スパッタリング=筆に絵具をたっぷりとつけて、爪や定規で弾く、筆に息を吹きかけるなどして細かな水玉状に飛ばすこと)

全体見て、線が色に負けているので、一部分描き起こしていきます。


白だけではあんまり雨っぽくないなーと思ったので、青系も2色ほど、飛ばしていきます。

お疲れ様でした。
完成はこんなカンジです。

ふぁぼ (NoFav)
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