那託・雷震イラスト制作過程

下書き


双子の日ときいて。
封神家の那託と雷震。下書きはマルマンスケッチブック。トレペに線を写したので、これから本番用の紙に移動

構図はこちらのトレス素材をお借りしました!→https://t.co/rapYjwf8Fj

線画


紙はウォーターフォードホワイトのSMサイズ。ブロック紙は、水張りの手間を省略できるのが良いのですが、トレス台使って下書きの髪を直接透かすことができないので、ドレスダウンしてから余分な黒鉛を練り消しでコロコロして落としておきます。

私はトレペの裏を4B鉛筆でガシガシやってカーボン作るという、すごく原始的な作業をしているので、この方法だと本番用の紙にそれなりに黒鉛が付いてしまうのが難点……。

家系図ジェネレーターの並びと揃えたかったのと、こういうシチュで、拳法なんで利き手あんま関係ない雷震はともかく、那託は利き手は出さないだろうなーと思ったんで向きを逆にしました。 雷震の胸当、ペン入れ前に向きに気付いて良かったw(マスキング前にこっそり修正してます)

マスキング

うっかり忘れてた雷震の左手も描き足して、白抜きしたい部分をマスキングします。

背景をどうするか迷わないよう、今回は背景から塗ることに決定。

下塗り

(……余談ですが、セヌリエドローイングガムというマスキングが古すぎたのか劣化してて、まさかの「落ちねぇー!」という事態になったので、セヌリエのマスキングインクはもったいないけど破棄しました。絵はゴマカシききそうだったんで継続)

基本、偶然の産物な下塗り。 背景で迷わなくて済むように「なんとなく」のフィーリングで色置いて滲ませるの繰り返し。

透明水彩絵具、メーカーはミジェロさん。ミッションゴールドクラス。 パーマネントイエローライト、オータムレッド、ブルーバイオレット、コバルトセルリアンブルー、コバルトターコイズ。紙の上で水の流れで適当に混ざってるので、パレットの上ではあんま混ぜてないです。 左下、レッドブラウンもちょっとだけ入れたかな。

ブルーバイオレットは分離がすごく楽しいお色です。ミジェロで1本だけ買うならこれにしとけ!という推し色。上の画像でも、ピンクはまだ入れてないんだけど、ブルーバイオレットからピンクと紺色っぽいブルーが分離してて面白い効果になってますよね。

人物の固有色の塗り

この二人は守護カラーもお揃いの、全身風属性の子たちでした。

人物の塗りに入る前、背景はドローイングガムが頑張っても落ちなかった部分があるので、不自然にならない程度にメロングリーンを足したり、華やかさ出したくてブライトオペラを足したり。2段階目のマスキングはシュミンケで実施。シュミンケのマスキングは、下の色を吸収しないので、一回色を塗ったところにも使えるのが良いです。はがしやすいし。

髪はメロングリーン、バンブーグリーンあたり。目は左記2色+オリーブグリーン。

肌のみホルベインのシェルピンク。

衣装の塗り

封神家の戦装束は黒-縹。てことで、どこにどの色が乗るか、自分が間違えないように目印を水彩色鉛筆で置いたあとに、透明水彩で塗っていきます。

黒部分はミジェロのコバルトブラック。粒状化が楽しい絵具。

塗り続き

衣装や髪に影を入れたり、小物を塗ったりして塗りは終了!

あとはホワイト入れたら完成です。

完成は別ページに。

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