21番ちゃん制作過程

下書き

マルマンスケッチブックにシャープペンで描いていきます。実はこの時点で背景全くノープランでした。「お前、ただ単に手が描きたかっただけやろ」てのが丸わかりですね。

線画の前段階

マルマンスケブの紙をジェッソで強化してそのまま塗るのも考えたんですが、やっぱ水彩紙使うことにしたのでトレペで線を整理して、裏面を4B鉛筆でカーボン作ってトレスダウンします。トレペにピンクで線引いてるのは、黒や茶だと上からなぞる工程でどこまで進んだかわからなくなるからです(私が)。

線画

水彩紙にトレスダウン完了。トレスダウンしたままだと4B鉛筆の黒鉛が流れて紙面が汚れてしまうので、塗りに入る前に練り消しを転がして余分な黒鉛は落としておきます

肌塗り

塗りは肌から。ホルベインのシェルピンクで下地を塗った後、シュミンケのトランスルーセントオレンジを重ねていきます。この段階で白目の影もセヌリエのライトグレーで軽く塗ってます。

戦装束の塗り

今回、風髪でご指定頂いたんで「この子絶対、ピンク似合うでしょ!」と思ったので、黒菫のゴシックカラーと迷いましたが、同時進行の大筒3番くんが黒赤で決定してたので、赤とピンク(赤桃だったか朱桜の組み合わせ)の衣装に決定。

正統派美少女の21番ちゃんと弓衣装の組み合わせ。やだこれ絶対かわいいよ!

ホルベインのシェルピンク・バーミリオンヒューでベース。

ピンクの影部分にウインザーニュートンのコバルトバイオレット。

白部分の影はセヌリエライトグレー+ホルベインホリゾンブルー+ホルベインコバルトバイオレットライト。

背景の紫陽花を描く

↑相変わらず「自分にしかわからない」レベルの下描きがひどいwww

紫陽花は適当に撮影した、近所で咲いてた花姿を見ながら塗りながら形を整えていきます。

紫陽花にしようと思った理由? 「6月だし、なんとなく」つまり、ただの思いつき……。

紫陽花といえば水滴があると映えるよね! と思ったので、ここで背景に雨上がりっぽい空を描くことに決定(行き当たりばったり感がひどいw が、モデルが素敵なので素敵に見える俺屍マジック)

紫陽花と一緒に髪と目塗ったんだったかな…いや紫陽花が先で後から髪と目も塗ってますね。

女の子は目元や口元のあたりを塗るとき、塗るというより「モデルさんにメイクしてる」気分になります。モデルがとても美人さんなので、たのすいぃー!!

背景の空

まず大雑把に光源の位置を決めて、薄明光線のいちばん明るい位置をマステでペタッと保護してから、明るめの黄色の雲を塗ります。

シュミンケのネイプレスイエロー+ターナーのマヤオレンジ。

セヌリエのウォームグレー/ライトグレーで暗めの雲を表現しつつ、青空が若干見えてる部分はクサカベのブルーグレーで淡く塗っていきます。

左上あたりは「やっば、濃すぎた!」と思ったのでティッシュでごしごし落としたら……まぁびっくり、たまたま偶然、良いカンジのふわふわ雲に。

やっぱアナログは偶然に助けられますね

微調整

マステはがしただけだと、残ってた白が「いやこれ光キツすぎでしょ」と思ったので適度にマイルドにして調整。

線を起こす

水彩なんで、鉛筆線のままのふんわり感も素敵なんですが、パキっとはっきりさせるところはハッキリさせないとぼんやりしすぎてて何が何やらわからないので。線を起こします。

線を起こすのは筆です。線画部分も透明水彩絵の具を濃いめに溶いた色で描きこみしていきます。

灰色がニュートンのデイビスグレー。戦装束の赤部分が、ホルベインのローズマダーとニュートンのバーントシェンナを混色して作った作り置き色。

手とお顔部分はマイメリのドラゴンズブラッド。

ピンクの部分はニュートンのオペラローズ。

あとはホワイト入れて完成です。

完成したのは別ページに。

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