不撓不屈のR水月一族 1019年4月・5月

記録者:2代目当主・佑

娘がやってきた。可愛い女の子だ。由羽(ユウ)と名付ける。花占いが趣味らしい。
しかし、イツ花。「女の私が見とれるくらい、立派なお胸」とは一体どこを見ているんだ?
由羽はどうみても胸など無い。幼女にしか見えないぞ。

名と共に、志を継ぐことを願って襲名制度を受け入れたが、正直自分の名だという実感があまりわかない。
中性的な響きを持つとはいえ、女性の名だし。

と、いうより、今家には由羽と俺、それとイツ花だが、由羽は「お父さん」、蓮と蓉は「兄さん」と呼ぶので「当主様」と呼びかけるのはイツ花くらいのもんだ。

俺の人生に心残りがあるとすれば、由羽の着物姿を初代当主に見せられなかったことか。
正直言って、初代やイツ花の言う「可愛い」という感覚が俺たち(俺や蓮や蓉の事だ)には理解できないが、
あれだけ心待ちにしていたのだから、今の由羽の姿を見たらきっと喜んでくれただろうにと思う。

蓮と蓉は、相翼院に行った。
「兄さん、もう少し奥まで進めそうだ。巻物が取れそうだから討伐を続行したい」
と言うので許可した。どのみち、由羽はもう一月訓練が必要だし。

2ヶ月相翼院で粘った結果、双子は巻物を2本携えて帰ってきた。白波・矛錆だった。
有限実行。やるなお前たち。

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