1020年・2月 記録者・3代目当主、蓮
稲荷ノ狐次郎打倒。
先月に引き続き鳥居千万宮へ。
暗黒大鳥居で、稲荷ノ狐次郎に挑む。
そういや、この人(じゃなくてこの神か)元々がここの主祭神なんだよな。赤い火ついてる最中に行ったら何か良いもんくれないかな、と思って赤い火で挑んだら首輪が止まった! これは幸運なのか? 他は茶碗と拳爪だから、まぁあながちハズレってわけでも無さそうだが。
目出度くかの神は天界復帰となったわけだが、由羽ちゃんいわく
「惜しいとこだけど、家訓がなくてもあたしは鹿島様の方が好みだから初代様の方針に従うよ」
とのこと。
由羽ちゃんの好みは、僅差で鹿島様>稲荷様らしい。
まぁ、由羽ちゃんは姿絵じゃなくて両方直に見てるわけだし、本人がそれで良いならおれはもう何も言うまい。
やたらめったら、おれ達の異母兄弟が増えることになるけど、そこはもう……なんつーかな、おれ達の特殊な出自からして、気にしていても仕方がないところなのだと思う。