鷹羽と高千穂、ふたつの血脈 鷹羽一族
鷹羽家の初代と高千穂家の初代は生き別れの双子兄妹。
『表』の一族である鷹羽一族はもともと源太とお輪が住んでいた都のど真ん中の屋敷に住んでいる。
京の都の人たちともそれなりにうまくやってます。
※『裏』の一族と天界によって施された「鷹羽初代に連なる血統に対する特殊な処置」によって、鷹羽初代に似ている人ほど「守ってあげたくなうような『儚げ』な雰囲気」を意識することなく醸し出している。
この儚げオーラ(笑)は、本人の意思によりオンオフすることは出来ない。常に漂わせてしまう。
ごく一般的な良心的な人の感覚であれば、「危害を加えようと思えない」が、この特性のため鷹羽本家に生まれた一族は、裏通りを一人で歩けない。
(夕方以降の花街も同様。酔っ払いにもよく絡まれる)
また、脅したり強気の交渉事に向かないという欠点にもなっている。
『裏』である高千穂一族は当然『表』の鷹羽一族のことを知っているが、鷹羽一族は自分たちの他にも一族が存在することすら知らない。
(歴代当主の中で、ごく少数の勘のいい人は気付いていた可能性あり。)
一応、『本家』『分家』は存在するものの、取り立てて扱いに差があるわけでもなく、家内円満の穏やかほのぼの一族。
本家と分家は家系図参照。
養子にきた人の血筋(七瀬家)が分家。
氏神と交神するまで、鷹羽初代の血統への加護による形質(上記参照)が受け継がれることは無かったため、強気に出ないといけないときは七瀬家の誰かが当主の代わりに出て行くこともよくあった。
鷹羽と高千穂、ふたつの血脈 高千穂一族
『裏』の一族である高千穂一族が住むのは都を一望できる高台にある屋敷。建物、敷地自体は『表』の一族より広い。
はっきりいって豪邸(笑)なのだが存在自体が秘密なので屋敷周辺には人払いの結界が張ってあり、よほどの強い目的があるか、招かれたのでなければ高千穂一族以外の者は入れない。――というより家自体発見できない。
高千穂一族は都へ(というか人前に)出るときは自分自身に術をかけて他の人たちと同じ黒髪に黒い瞳に見えるよう変装してから外出します。
(光の屈折を利用した幻術の1種。『陽炎』の応用?)
これは極力目立たないようにと初代が決めた掟のひとつ。
(顔立ちで目立つのは、『美貌も武器――使えるものは何でも利用しろ』という初代透架の方針により不問)
◆ 『本家』と『分家』について
初代当主・透架が「家と血筋を守るため」に本家に有利な条件になるよう掟を決めているため鷹羽家と違い当主の権力が強い。
鷹羽家の一族との最大の違い
背負った宿命により、鷹羽本家の人間と同じ顔立ちでもすぐ見分けがつくほど雰囲気が違う。
鷹羽一族が当主しか使えない『視鬼の力』は強弱があるが全員保有。
裏社会の影の権力者にして、『最強の盾』。高千穂一族は、自分の意思で「守る人間」を選ぶが、対象は鷹羽本家の一族であることが多い。
追記・高羽(R版高千穂・鷹羽)との関連設定
高千穂透架と鷹羽湧流は、異性一卵性双生児(透架がXY湧流がXOの、男性とターナー症候群になるタイプの異性一卵性双生児。源太さんがクラインフェルターだとは考えにくいので)
天界でも初代が双子になってしまうことは予想外のアクシデントでした。
「高千穂」は透架が考えた偽名なのでR版は「タカバ」姓です。
パラレルなので漢字表記が違います。
2人に別れずに生まれたのがR世界の初代。
そもそも俺屍世界の男女の決定がXYなのかという疑問は残りますが、鷹羽に関する設定は一応コレ。