実は初代の顔縛りで水月家を建てたときに、初代のコンセプトっつか立ち位置的に、「名無し=七師」です。(好きグラの割に扱いひどいな)
空っぽゆえに、短命種絶その他の絶望的な状況をうけいれることが出来た初代当主。
七師=名無し なんだけど、七つの大罪とかと絡められたら面白そうかなと密かに思ってた(笑
ナナシ、から音を当てたんだけど、当主だから司るものとして司の字を充てるか、当主は実は家と天界の思惑に縛られて踊る存在で、当主=一族に仕えるもの、として仕を充てるのもありかなーと思ってたんですが、
七師家の「強いもののみ子を残す」「攻撃特化」の無慈悲な当主……を考えた時に
「あーこれはむしろ、統べる者だから『師』かな」と、名前はこの漢字になったのでした。
男3のヒキ弱な私が、初代でこの顔グラを引くべく、実は家建った当初から大量の屍を越えまくっている弱肉強食当主・七師。
配色が水髪火瞳火肌という組み合わせなので、「うわーダークエルフカラーきた!」と(笑
カラーリング見てボンヤリとですが性格のイメージが出来ました。
同じ、「無慈悲で冷徹な当主」でも、高千穂家の透架は「そばに居られなくても良い、僕にとって大切なひとが幸せならそれで良い」なタイプなので、彼にとっての一番以外に対して切り捨てているというだけで、透架自身には感情があります。
一方七師は、初期は彼自身が感情と言うか情緒面が未発達なまま、建物その他が荒廃し、人の心も荒み放題な都に放り込まれました。
特異な容貌に加えて子どもらしい感情表現が全くない「薄気味の悪い子」として市井の人々との間に溝ができてしまいます。(明らかに、他の子どもと違う速度で成長してるし)。
七師の庇護者は、正しく公平な人物ではあったけれど、死なないように丁重に扱いはしたけど可愛がったわけではない。他にも沢山子どもを預かっていたのでそこまで細かく目が行き届かなかった。そんなところ。
ただ、幸か不幸か、愛情を全く知らずに、育った七師は「そんなモン」位に思っていて、
過剰に自分を責めることも無ければ、「淋しい」「悲しい」という感情があることすら知らず、討伐に出られる大きさまで成長しました。
交神可能な大きさまで成長した時に天界からの迎えが来て、娘を授かることになるのですが、実は娘に対してお互いが親子であるとか、思いあうとか、絆とか…そういったことを感じる前に、娘は命を落とします。
第二子、八塚のときは、娘の時と違って地上での訓練期間があったため、一緒に過ごす時間があったのですが、その時に無条件に自分を慕う八塚の存在に戸惑います。
避けられたり、悪意を向けられることばかりに慣れすぎていた七師はどうしたらいいかわからないんだけど、わからないから興味がわいた。
腐向けでごめんな話なんですが、特徴「前世は傾国の美女」という、どこか他人を魅了する天性の素質を持った八塚ですが、七師を先に好きになったのは八塚なんじゃないかと思います。
流石に、七師の荒みっぷり(と、いうほど荒れてるわけでは無いけど感情の欠落はあまり良いものではないと夕子さんの目には映ったらしい)を見ていた天界サイドが、地上に降りる前、赤ん坊から7歳児ぐらいの大きさになるまで庇護した。
天女に囲まれてすくすく育った八塚は、感情面においては一般人と同じ位健康的。
好きになった相手が、初代ってどうよって問題はあるけど、七師がある意味『壊れてる』ので、精神面では八塚の方が大人なんだと思う。……たぶん。
あと診断メーカーも若干影響してるな七師は。
無慈悲で冷徹と言うより、機嫌がいいと無意識に歌ってるとかが、「情緒未発達で鬼狩り以外は赤ちゃん並」というある意味ギャップありな当主です。
七師は、八塚と会ったことで少しずつ感情が芽生えていって、人形から人間になっていった……そんなイメージです。