
高羽家青嵐記 番外・始祖の娘 4
何日か経って、起き上がれるようになったわたしは、透の姿を探した。 「透様なら、討伐に行かれましたよ」 言って、イツ花 は玄関先に...
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何日か経って、起き上がれるようになったわたしは、透の姿を探した。 「透様なら、討伐に行かれましたよ」 言って、イツ花 は玄関先に...
初陣のとき、怖くて目を閉じるといつも、透の背中が目の前にあった。 彼はこちらを振り返ることはしなかったけれど、たまに癒しの術をかけてくれた...
建っているのが不思議なくらい、ボロボロな建物だった。 イツ花に手を引かれ、玄関をくぐると、イツ花よりもほんの少し背の高い人影が振り返る。 ...
「忍様! もう、お探ししたんですよ!」 髪に花飾りをあしらった、土色の髪に琥珀の目をした少女が、頬を膨らませて駆けてきた。 「イ...
「名は、『忍』。刃の下に、心ありで――しのぶちゃんや。そう呼んだって」 頬に触れる、暖かくて大きな掌の感触。 意思の強そうな真紅の瞳。 ...
「イタズラしちゃうよ?」 「うわ、何。なに、ナニ?!」
「――お待ちしておりました」 冷たささえ感じさせる声で、女神が告げると、儀式の間の扉が開いた。 どういう理由なのかは知らないが、...
ああ、大きいと粗が目立つな(苦笑)。 縁結びの神社の帰りに、雨に降られて「傘が無いのでコートの中に入れてもらった」というシチュが描...
人物がひと段落したので、背景に行きます。 実は、嵐のコートのベース・炎の白部分の影を塗るとき、背景の柱にも同じ色で淡く影を置いてい...
で。個性の強い、炎の固有色が入った所で、再び戦装束に戻ります。 藍水の、「藍」にあたる部分を塗っていきます。 厳密に言うと私が塗...